家族や親族が亡くなり、遺品整理を行う必要が生じた時、遺族だけで行うか、遺品整理会社に依頼するかで迷われる事も多いでしょう。
両親のいずれかが一人暮らしをしていた実家の遺品整理となると、家一軒分のものを全て処分する必要があるのです。
これは遠方に暮らし、仕事を持っている遺族場合には、自分達だけで遺品整理を行う事は無理と言えるでしょう。何度も遺品整理のために実家に戻る時間と費用は馬鹿にならないのです。
しかも、物理的に大変なだけでなく、遺族にとっても思い出のある品々があり、そうしたものに出会うたびに、故人や自分の幼かった頃に想いが巡り、手が止まり、遅々として整理が進まないと言った事になりかねません。
すでにリタイアして時間が十分にあり、また実家が住居から近く、さらに借家ではなく時間が掛かっても家賃等が発生しない場合には、1年程掛けて遺族だけで行う事も可能でしょう。それでも自治体のゴミ回収で処分できない大型の家具家電等は、業者さんに処分を依頼する事は避けられないでしょう。
遺族で大切なものを一旦取出し、後はやはり最初から遺品整理会社に何らかのお手伝いをお願いするのが現実的と言えるでしょう。