遺品はゴミではなく思い出の品々

名古屋にいた私の親が亡くなった時の遺品整理は、大変でした。

ゴミ屋敷ではありませんが、荷物が多くある実家でしたので運び出すのが大変でした。

それは、衣類、靴、カバンの数と家電それに年代物のタンスや色褪せないソファーです。

実家の衣類は、特に年代物の新品が多くありました。

それも、袋から出していないで、そのままタンスに綺麗にしまってある状態でした。

また、実家のタンスに入りきらなかった衣類は、クローゼット入っていました。

それも、小分けにしまい込んであったので、半端な量ではありませんでした。

また、靴の数も箱から出していない靴がありました。

その靴もクローゼットから出てきて数えれば何十足もありました。

衣類と靴を整理するだけでも、半日は掛かり大変でした。

何しろ数が信じられない程多くあるので大変でした。

そのため、実家に遺品を整理しに行く度にこう感じていたのです。

殆ど衣類は新品だから「捨てるのに勿体ない」とそう感じていました。

また、家電製品でもよく掃除してありピカピカだったので、使えるものが多くありました。

そのため私は、使おうと持って帰りました。

また、実家のご近所さんにも声を掛け誰か使っ下さる方を探しました。

そうすると、家に見物に来てくれ色々と家電を持って行ってくれました。

その時に衣類のを話すと少し興味があったのか見てくれる人がいました。

そうして、余りに新し過ぎる衣類や靴なのでフリーマーケットをだすことにしたのです。

フリーマーケット当日、ご近所さんが一緒になって売ってくれました。

そうして、ある衣類で私は遺品の思い出に気がついたのです。

その衣類は、紺のジャンパーです。

この衣類は、私が子供の頃に母の日にプレゼントした商品でした。

なので、私が見つけた時に自ら購入しました。

遺品整理でも、色々と思い出があるものです。

気がつきよかったと紺のジャンパーを着て今も過ごしています。