故人の思い出話をしながらの遺品片付け

90歳になる祖母がなくなり昔を思い出しながら祖母の京都の家の遺品整理をしてきました。
祖母は、90歳をすぎても衣食住に関わることは自分でこなし、90歳でもしっかりとした人でした。孫やひ孫が訪れると、いつも嬉しそうにジュースやお菓子などを出してくれます。そんな祖母も、病気をしたことが原因で衰弱しはじめ、家族みんなで自宅で看取ることができました。ただ、90歳にもなっていたので、20年近くの間、リフォームや大掃除というものをしていませんでした。また、昔の物を大事にするという考えから、紙袋から包み紙、リボンや紐まで使えそうなものは全ておいてありました。キッチンに置かれていた戸棚には、何年もあけていない戸棚もあります。まずは、なんでも物を大事にしていた祖母を思いながらも、害虫の巣になっているような不用品のゴミ出しから始めました。出してもだしてもきりがないほどのゴミをゴミ袋につめ、直接ゴミ処理施設に捨てにいくことを何往復もしました。開かずの扉には、何か大事なものが入っていないかを確かめながらの作業です。ついつい、懐かしいものがあり手がとまってしまうこともありましたが、そんな時間も楽しみながらの遺品の片付けになりました。貴金属がでるたびに、金かどうか?と盛り上がり、形見として欲しいものはもらい、それ以外は売りにいきました。90歳にもなって大往生だったため、遺品整理も暗いものではなく宝探しのように行いました。